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風俗課に配属されました

第57章 南瑞樹の秘密事情⑤

「哲郎のこと、まだ根に持っているの?
私の大切な彼を悪く思わないで」

凛子と哲郎が愛し合っていた光景を
思い出すだけで未だに吐き気がする。

「とにかく凛子と別れて若菜と一緒に
なりたいんだ」
「わがまま言わないの。ほら。パジャマの
ボタンがチグハグになってる」

俺が止めたパジャマのボタンは
ひとつおきにずれていて
それを直そうとする凛子の手を
再び払いのけた。

「汚れた手で俺に触るな」

あの男……哲郎に触れた手で……

「そうね……否定は出来ない。私だって
女でいたいのよ」

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