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風俗課に配属されました

第55章 本條斗真の事情⑧

彼が自ら罪を被った理由。

それは理佳の嫉妬深さ。

『俺が監獄に居る限り、どの女も俺に手は
出せない』

彼は理佳にそう告げ罪を被り
一生終わりの無い監獄生活を
受け入れた。

「理佳はそれで幸せなのか?」

俺の質問の論点は
ずれているのかもしれない。

返事は無かった。

明らかに狸寝入りだが起こさずにいた。

理佳が幸せであれば……

それでいい。

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