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風俗課に配属されました

第55章 本條斗真の事情⑧

「話って……今さら何の話をするんだ?」
「斗真の女性遍歴は知ってるし……
私の生い立ちでも話そうか」

改めて考えると……

俺は理佳の何を知っているというのか。

いつの間にか俺の前に現れて
俺の周囲を荒らして
俺を振り回して
気が付くと消えていて
再び現れて……

その繰り返しだった。

「高校生の時からずっと……今でも好きな人が
居てね……」

そんなくだりから理佳は語り始めた。

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