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風俗課に配属されました

第54章 五十嵐歩の恋愛事情⑤

「マスク越しでしたが妙子さんのお顔を
拝見しまして美人さんだと直感しました。
五十嵐くん。そうでしょ?」
「えぇ……まぁ……」

最近では醜いとすら思えてしまう妙子の顔。

性格が顔に表れている。

「妙子さん。良ければで構わないですが
僕に化粧をさせてもらえませんか?」
「……傷跡を隠す為の化粧ならしません」

……そうなるわな。

その傷跡が妙子にとって唯一の
俺との繋がりだもんな。

そもそも朝比奈先生に化粧なんて
出来るはずが……

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