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風俗課に配属されました

第51章 本條斗真の事情⑦

「理佳……他に隠してることあるだろ?」

佳祐と胡桃も心配していたし
朝比奈先生も病気ではないと言いながらも
何か含みを持たせた言い回しをしていた。

「無いよ。何も」

理佳の問題であれば
深追いするのは良くないよな。

いずれ話してくれると信じよう。

「会社も辞めることはない。平井夫妻に
俺を見張るように言われているんだろ」

それは単なる理由付けであり
理佳には会社に残っていてほしい。

「今の斗真なら大丈夫よ。私の見張りなんて
無くても」

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