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風俗課に配属されました

第51章 本條斗真の事情⑦

「後ひとつ言えることは……」
「なんでしょうか。何かの病気ですか?」
「病気……ではないです。理佳さん御自身の
問題なので僕の口からは……」

そう言われてしまうと
これ以上は聞けない。

病気じゃないならいいけど。

「ところで斗真先生。大きいマスクをした
女性を御存知ではありませんか?」
「いいえ。その女性が何か?」
「僕の部屋を訪ねて来られまして。
厳密に言うと同部屋の五十嵐歩くんを
訪ねてきたようなのですが」

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