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風俗課に配属されました

第45章 本條斗真の事情⑤

「だったら尚更一緒の部屋で良くね?
わだかまり無いんだろ?」

この姉にして……この弟あり。

「てめぇッ!ハメやがったなッ!」

佳祐の方が一枚上手だった。

しかし、俺の感動は未だ消えていない。

この光景を微笑ましく見守りながら
双子の息子と手を繋ぐ胡桃の姿。

心の片隅で想い続けていた胡桃から
ようやく卒業出来そうだ。

「斗真ッ!あんたベランダで寝てよねッ!」

……大丈夫。

理佳に邪魔されても
俺の感動は未だ続いている。

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