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風俗課に配属されました

第45章 本條斗真の事情⑤

ここで佳祐が俺に歩み寄ってきた。

相変わらず格好いいな。

……俺には劣るが。

「わだかまりが残っているのは俺らより
姉ちゃんとじゃないですか?」
「だから俺と理佳が一緒の部屋?」
「はい。それにある意味、俺ら家族が
幸せでいられるのは斗真社長のおかげでも
ありますから」

佳祐くん……随分大人になったじゃないか。

とうまのおじちゃん……ちょっと感動……

「わだかまりなんかねぇしッ!だから
斗真と相部屋の意味なんてねぇしッ!」

理佳が雰囲気をぶち壊す。

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