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風俗課に配属されました

第44章 五十嵐歩の恋愛事情③

「その一回で……歩くんを忘れるから。
沖縄でこっそり……ね?」
「分かった。それと俺は千鶴に限らず
誰とも付き合う気は無いから」

傷を負わせてしまった妙子の存在。

報われない想いを持ち続けようと
決心した若菜の存在。

だから俺はこうして風俗課で
擬似的な恋愛を楽しむ。

「そうなんだ。あ、私そろそろ帰るね。
沖縄楽しみにしてる」

ソファーからスッと立ち上がる
亜衣の腕を掴んだ。

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