テキストサイズ

風俗課に配属されました

第114章 真壁誠也 風俗課を利用する事情②

「ごめんね。仕事にならなくて」

隣同士でソファーに腰掛ける。

「いいえ。たまにはこういうのも
いいかなって」
「助かるよ。ありがとう。あれ?
若菜ちゃんの分は?」

アイスコーヒーは一人分だけ。

「グラスがひとつしか無くて……
私は大丈夫ですから真壁さんどうぞ」
「いや、若菜ちゃん飲みなよ。
俺はそれほど喉渇いてないし」

実際には渇いている。

風俗課を訪れるまでの間
友香と真面目に話をしようと
緊張していたから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ