テキストサイズ

風俗課に配属されました

第112章 有坂仁志 風俗課を利用する事情②

「そんなことは……」

俺の会社での立ち位置
妻子持ち……そして親子ほど離れた年齢
立場上、若菜への想いは秘めている。

風俗課を利用する一社員として
振る舞っていた。

「じゃ……課長にとっての私って?」

俺に股がる若菜は
首に両手を回すと
唇を重ねてきた。

「それは……」

迂闊に口に出来ない。

「ただの同僚?」

唇を尖らせ拗ねる若菜が愛しい。

こんな姿を見ていられるのも
今日で……最後。

だから……

「好きだよ。一人の女性として若菜を
見続けてきた」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ