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風俗課に配属されました

第110章 椎名理佳の事情④

「浮気の相談でもしてましたー?」
『斗真と私が?あはは……死んでも無いわ』

そこまで言われる斗真も可哀想。

『派遣の女の子の件だけど、私にやらせて
ほしいって斗真に頼んだの』
「どうしてまた」

真知子さんて……

どこにでもアンテナ張ってるんだな。

『斗真の会社をきっかけに他の企業にも
営業かけて儲かりそうじゃん』
「……そう来ましたか」

かつて風俗界を牛耳っていた真知子さんなら
容易いことだろう。

『結婚するとね、色々忙しいのよ。
だから私に任せなさい』
「じゃ、御祝儀として有り難く。
ありがとうございます」

真知子さんのことだから
本心はきっと後者の方だろう。

ありがとう……真知子さん。

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