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風俗課に配属されました

第108章 椎名理佳の事情③

意外にも記入する手はスラスラと進む。

それは斗真が緊張する私を
和ませて……

「本当に初婚か?筆に迷いが無いな」
「ふん」

どうやら似た者夫婦になりそうな。

「あ……しまった。やらかしたわー」
「婚姻届記入三度目の斗真さんが
いったい何をやらかしたんですの?
おほほほほほー」

高笑いしながらも……

私も気付いてしまった。

「保証人の欄……空白じゃ受理されないよな」
「初婚なので知りませーん」

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