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風俗課に配属されました

第103章 福原康樹の恋愛事情

鬼塚ちゃんを店の外まで送り出すと
店内の片付けや掃除を済ませ
成海ちゃんが眠る奥座敷へ向かった。

眠る成海ちゃんの横に胡座をかくと
寝顔を眺めていた。

ただ、それだけ。

それだけで満足なはずだったのに……

『龍聖くん?大将?』

成海ちゃん……どっちだったら良かった?

『それは……どっちだろうね』

自分だと伝えることも
知られれてしまうことも怖く
濁してしまった。

成海ちゃんは鬼塚ちゃんを
同僚だと言っていたが
元カレと通いつめた
俺の店に連れてくるということは……

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