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風俗課に配属されました

第102章 樋口成海が風俗課を利用する事情①

……

……どのくらい眠ってしまった?

ここは……?

薄暗くて視界が遮られているけど
私の部屋じゃないことだけは分かる。

「……成海ちゃん?起きた?」
「ん?今……何時?ここは?」

瞼が重く、辛うじて薄目を開けるけど
ぼんやりしていて
龍聖くんなのか大将なのか
認識出来ない。

「11時になるよ。ここは奥座敷」

声は龍聖くんのような……
大将でもあるような……

「龍聖くん?大将?」
「それは……どっちだろうね」

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