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風俗課に配属されました

第99章 需要と供給プラスα

「私……こんなこと初めてで……」

事が終わると不思議なもので
先程の感情は消え失せる。

「俺も。色んな意味で」

好きでもない女との行為。

しかし、その先には充実感があった。

「また来てもいいですか?」

三木は着替えを終えると眼鏡を掛ける。

「与えられた権利だからね」
「それ……他人行儀で寂しいです」

一度は身体を重ねた仲でも
事が終われば他人なんだ。

需要と供給にプラスαを
持ってはならない。

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