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風俗課に配属されました

第98章 三木美樹が風俗課を利用する事情

鬼塚さんの手が肩に回ると
どちらともなく唇が重なる。

優しくて温かみのあるキス。

「ベッド行こうか」
「ここでいいです」

この期に及んで勇気が無かった。

ベッドでガッツリ抱かれてしまったら
鬼塚さんを好きになってしまいそうで……

自分の中では事故扱いにしたかった。

この場の雰囲気で……流れで……
やむを得ず男女の関係に
なってしまったんだと。

そこを割り切れさえすれば
素直に愛されることが出来る。

そう分析した。

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