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風俗課に配属されました

第98章 三木美樹が風俗課を利用する事情

「……見ます?」

鬼塚さんが答える前に
ベストを脱ぎブラウスのボタンを外した。

「見るだけじゃ済まないかもよ」

鬼塚さんは思いの外、冷静だった。

「はい。構いません」

ブラウスを脱いだ。

ブラのホックに手を掛けたところで
「その前に」と眼鏡を外され
……キスされた。

「お互い見たり見られたりすることに
慣れてなさそうだから」

視界はぼやけてはいるものの
はにかむ鬼塚さんは察知出来た。

私の言い表せない想いを
鬼塚さんは汲み取ってくれた。

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