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風俗課に配属されました

第95章 風俗課の品格

本日は年内仕事納め。

「若菜……久し振り」
「瑞樹さん……」

瑞樹さんが何の予兆も無く
風俗課を訪れた。

「元気だった?」
「わざわざ早退して風俗課の御利用ですか」

嫌味のひとつも言いたくなる。

「他人行儀だね。仕方ないか。悪いのは
俺だし」

忘れかけていたのに。

「凛子さんとは上手くいっているようで」

凛子さんが6人目の子供を
身籠ったという噂を耳にした。

「おかげさまで。でもそれは若菜の為だよ」

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