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風俗課に配属されました

第94章 五十嵐歩の恋愛事情⑪

「政略結婚ですもんね」
「ほほぉ……お主はそこまで知っている
とはね。康人はわしと違って女にモテん。
じゃけん、わしの会社の下請けの下請けの
そのまた下請けのお嬢さんを頂こうと
したわけなんじゃよ」
「己の花束贈呈の為だけにですか?」
「悪いか?あ、お主。新郎役をやっては
もらえんかね?」

常識が無い人には
それをも上回る常識で返す。

「いいですよ。で、先程仰っていた
御礼の件ですが」
「何でも叶えてやる。言うてみ。
花束贈呈は金では買えんからな」

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