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風俗課に配属されました

第93章 原田康人の婚約事情⑥

「結構です。100歩譲って案内してもらう
にせよ、その格好の貴方と肩を並べて歩くのは
勘弁してもらいたいです」
「これはですね、天からの御告げなので」

手強いな……おやっさん。

「貴方ねぇ……さっきから聞いていれば
いったい何なんです?おい、萌子。
この変態ハゲは誰なんだ?」
「いやいや。お義父様も御立派な
テカり具合と色艶をしてらっしゃいまして。
僕のハゲ頭なんてまだまだ……お義父様の
足元にも遠く及びません」
「あのですね、少し黙っていてもらえま
せんか?だいたい貴方に父親呼ばわり
される筋合いはありません」

ここはもっと親しげに……ということか。

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