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風俗課に配属されました

第93章 原田康人の婚約事情⑥

「もぉぉえぇぇこぉぉッッッ!!!」

前方には高速バスに乗車しようとする萌子。

俺の脳内BGMは20年以上前の
ドラマのあの名曲。

101回目の例のあれ!!!

俺は萌子を通り越し
高速バスの前で両手を広げ立ち塞がる。

「僕は死にましぇぇぇぇんッッ!!!」
「でしょうね。停車中だし」

乗車券売りのおばさん……

大事な場面だから黙ってッ!!!

「あなたがしゅきだからぁぁぁッッッ
僕は死にましぇぇぇんッッッ!!!」
「私、旦那と子供が居るんですよ」

だからッッッ!!!

ばばーは引っ込んでろッ!!!

「ダーリンッ!何やってるのぉ?
それにその格好ッ!ウケる~」
「萌子ぉッ!」

……本人は至って真面目なんだけどね。

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