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風俗課に配属されました

第92章 陣内亜衣の切ない事情⑦

「危ない!危ない!息苦しい!」

……寝言?

ビックリしたッ!

過呼吸の訴えかと思った。

「萌子は中身が天使だもーん!」

……誰?

「萌子って?」

ダメもとで寝言に話しかけてみる。

「萌子はアイドルなんだけど~
俺のことが好きなんだって~。俺も~
萌子がだーいすき。ちゅっちゅ~」

要するに康人さんは……

アイドルオタってことか。

「萌子~。僕には許嫁が居るんだよ~
隠しててごめんなさ~い」

それにしても凄い熱の入れようだな。

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