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風俗課に配属されました

第92章 陣内亜衣の切ない事情⑦

浴室で先ずセックス。

そしてベッドでセックス。

その後の康人さんは
私の身体を弄びながら
眠りに落ちた。

私を他の誰かに置き換えているような
事務的なエッチだった。

落胆はしない。

むしろ、そんな相手が居るなら
別れてほしいくらい。

でも……

康人さんと結婚しなければ
融資を受けられない。

結局のところ、どう転んでも
私の進むべき道はひとつしかない。

「むにゃむにゃ……」

夫になる人の無防備な寝姿に
女としての人生を諦める
自分を垣間見た気がした。

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