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風俗課に配属されました

第92章 陣内亜衣の切ない事情⑦

「亜衣……好きだよ……大好きだよ」

そう耳元で囁きながら
ボディソープを泡立てた手で
全身を撫で回すように洗う康人さん。

「ぁッ……ぁふッ……康人さん……」
「俺には亜衣しか居ないから。
亜衣だけだよ。亜衣が一番だよ」

それって……比較対象が居るような
言い回しじゃない?

凄く失礼なんだけど……

康人さんに私以外の女が居るとは
到底思えない。

仮に女が居るのなら……

……馬鹿。

有り得ないよね。

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