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風俗課に配属されました

第90章 原田康人の婚約事情⑤

萌子は風呂を上がると身支度を始めた。

「実家に帰るのか?」
「ぅん。あ、でも今度の日曜日にね。
一応は事務所に所属してるから
手続きとかしなきゃならないし」

今度の日曜日は……俺の結婚式。

「本当に帰るのか?」

引き留めるなら今しか……

「ぅん。高速バスで島根に帰るよ」
「島根か……遠いな」

偶然の再会も有り得ない。

「ダーリンはもっと自分に自信持って。
特にダーリンのエッチ最高だったよ」

その言葉が別れ際の挨拶となり
萌子は部屋を出ていった。

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