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風俗課に配属されました

第88章 本條斗真の事情⑪

「早かったね。まだ10時にもなって
いないのに」
「飯を食っただけだ」

山崎常務の温もりが
残っている椅子に座ると
バーボンをストレートで頼んだ。

「華村社長の毒にヤられる予定じゃ
なかったの?」
「人聞きが悪いこと言うなよ。そういう
理佳こそ山崎常務と飲んでただろ。
しかも二人きりで。しかも興味無いとか
言ってたくせに」
「しかもしかも……って、うるさいわ。
誘われたから一緒に飲んでただけ」

あー女々しいなー俺って。

「それに斗真だって華村社長と一緒だった
じゃん。だから……いいかなって……」

これって……嫉妬……だよな。

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