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風俗課に配属されました

第81章 南瑞樹の秘密事情⑦

「瑞樹……あの……さっき……」

凛子は帰ってきた早々狼狽えていた。

「おかえり。凛子」

まだ靴も脱いでいない凛子を
玄関先で抱き締めた。

「見た……よね?」
「見たよ。最初は驚いて声も出なかったけど
すぐに気付いたよ」

凛子の歪んだ愛情表現。

「違うの……勇人さんとは……」
「分かってる。でも、もうあんなことして
俺の気を引く必要なんて無い」
「え?」

俺に対する凛子の愛情の深さを
改めて知ったから。

「続きは風呂に入って話そうか」

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