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風俗課に配属されました

第77章 カノジョのふりを頼まれました②

「あの……説明してもらえますか?」
「いいけど、その前に乾杯しようか」

居酒屋に連れてこられた。

「何に乾杯するんですか?」
「なんでもいい。お喋りしている暇は無い」

鬼塚主任は親指と人差し指の間を
大きく開くと
その指をビールジョッキに当てた。

「泡の比率よし。では乾杯」
「……乾杯」

鬼塚主任は中ジョッキを一気に飲み干した。

この調子だと
ビールを飲み続けている限り
まともに話が出来なさそう。

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