テキストサイズ

風俗課に配属されました

第77章 カノジョのふりを頼まれました②

「本当だったんだね。好きな人が出来たって」
「だからこうして連れてきたんだ」

千尋さんに信じてもらえず
カノジョに成りすました私を
同伴させたというわけか。

「そっか……」

それだけ?

なんかもっと……
修羅場的な事態になるのかと……

「そういうわけだから結婚式や家財道具の
費用の心配はしなくていい。
俺の勝手で婚約破棄を申し出たんだから」

ごもっとも。

「私にも半分負担させて」

……え?

どうしてまた?

一方的に婚約破棄されたんだから
千尋さんは一円も負担する
義務は無いはずなのに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ