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Best name ~ 追憶 ~

第1章 私の記憶

『~お前の父さん母さん
仕事忙しいからナァ…

仕事の都合上で
色々なぁ…あるんだろうよ』





『いいよ……ソウタさん。わかってる…』





懸命に私を慰めるソウタさん。



こんなイヤな役を引き受けてくれて…。




その上、私の慰めまでしていたら
普通身がもたないであろうに…。









両親は……私を捨てたのだ。






『二人の仕事の立場もある…

何もかも…邪魔したのは私…
仕方ないの。二人は悪くない…。

二人は…二人のやるべきことをやっただけ』







そして私は

母に引き取られる「形」になった
と伝えられる。


名前が…違う方が
多少は都合が良いのではと言うことだ。

私なりに理解した。






私の名前が・・・変わった。

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