
Best name ~ 追憶 ~
第2章 私の希望
もう会うことはない・・・
そう思っていた
その人との再会は
思いがけぬ所で、突然にやってきた。
とある週末のこと……
私は、状態の思わしくない看板犬
〃モコ〃のことが気がかりだった。
引き取って間もない小さなモコ…。
お客さんがいない折りをみては
しきりにモコの様子を見る…
やっぱり…思わしくない。
ソウタさんに診てもらおうと
病院側へ行こうとするが、たまたま
お店側にソウタさんが入って来ていた。
すぐに私はソウタさんを呼んだ。
……返事をしてくれたけど
一向に、こちらに来てくれない……。
もぉ……っ
……と、
焦っていた私は、しびれをきらしてしまって
つい
ぶっきらぼうにソウタさんを
呼びに行ってしまった。
『~~そーたさんってばっ!…』
声を発した私は・・・後悔。
突っ立っていたと思っていた
ソウタさんの向かいには、もう一人…。
しまった…。
私はモコに掛かりきってしまって
お客さんが入って来たことに
気付いていなかった?……
ソウタさんが話してくれているようで…
本来、私が対応しなければならないのに…。
いけない…っ。
『ご…ごめんなさいっっ!!』
平謝りするしかなかった。
お客さんと、ソウタさんに。
思いきり下げた頭を上げた私は
もう一度、驚く…。
ソウタさんの陰になっていた人物が
顔をのぞかせる。
普通に顔を上げてもとらえられない……
大柄なソウタさんよりも
もう少し上・・・
お店のドア……すれすれくらいの高さの位置に
その顔があった。
『・・・えっ…?』
・・・・・うそ…。
文字通り
見上げるような高さ……
キリっとした顔…
一度みたら忘れない、というような
大きな男の人・・・
あの人だった。
そう思っていた
その人との再会は
思いがけぬ所で、突然にやってきた。
とある週末のこと……
私は、状態の思わしくない看板犬
〃モコ〃のことが気がかりだった。
引き取って間もない小さなモコ…。
お客さんがいない折りをみては
しきりにモコの様子を見る…
やっぱり…思わしくない。
ソウタさんに診てもらおうと
病院側へ行こうとするが、たまたま
お店側にソウタさんが入って来ていた。
すぐに私はソウタさんを呼んだ。
……返事をしてくれたけど
一向に、こちらに来てくれない……。
もぉ……っ
……と、
焦っていた私は、しびれをきらしてしまって
つい
ぶっきらぼうにソウタさんを
呼びに行ってしまった。
『~~そーたさんってばっ!…』
声を発した私は・・・後悔。
突っ立っていたと思っていた
ソウタさんの向かいには、もう一人…。
しまった…。
私はモコに掛かりきってしまって
お客さんが入って来たことに
気付いていなかった?……
ソウタさんが話してくれているようで…
本来、私が対応しなければならないのに…。
いけない…っ。
『ご…ごめんなさいっっ!!』
平謝りするしかなかった。
お客さんと、ソウタさんに。
思いきり下げた頭を上げた私は
もう一度、驚く…。
ソウタさんの陰になっていた人物が
顔をのぞかせる。
普通に顔を上げてもとらえられない……
大柄なソウタさんよりも
もう少し上・・・
お店のドア……すれすれくらいの高さの位置に
その顔があった。
『・・・えっ…?』
・・・・・うそ…。
文字通り
見上げるような高さ……
キリっとした顔…
一度みたら忘れない、というような
大きな男の人・・・
あの人だった。
