
密猟界
第2章 雨の外へ…
十字架の下、ほの暗いひとところ─。「ユノ」黄金の髪を乱したチャンミンが、体を起こす。 うっすらと汗の残る皮膚は、高窓からの微かな光を跳ね返す。
「ユノ」唇は、優しい微笑い。「ユノが、あんなに─」真紅のスカーフを解いてやり、「僕も汗掻いた…」シルクのスカーフを、ユノの身体に滑らす。 皮膚の濡れを拭き、ジッパーを引き上げ、黒いタンクトップを着せてやる。
「待ってて下さい。お水飲ませてあげます。喉渇いたでしょう?」…… 小さく唸り、ユノはゆっくり身を起こし、礼拝堂を出てゆくチャンミンに、「おまえを許さない」満面の笑みで、チャンミンはユノに頷いた。
「─さっきのユノ…」硝子のコップを干して、「あんなふうなユノ、珍しい。だから僕、─痛くしなかったですか?」睨んで、立ち上がろうとして、ユノはチャンミンの胸にふらふらと、倒れこむ。
「興奮しないで。休まなきゃ…ね?」
茶の髪の毛に指を絡ませ、チャンミンが目を瞑ったユノの耳に口をつけて、囁く。
「ユノ。今夜はこの教会で寝みましょう」
「ユノ」唇は、優しい微笑い。「ユノが、あんなに─」真紅のスカーフを解いてやり、「僕も汗掻いた…」シルクのスカーフを、ユノの身体に滑らす。 皮膚の濡れを拭き、ジッパーを引き上げ、黒いタンクトップを着せてやる。
「待ってて下さい。お水飲ませてあげます。喉渇いたでしょう?」…… 小さく唸り、ユノはゆっくり身を起こし、礼拝堂を出てゆくチャンミンに、「おまえを許さない」満面の笑みで、チャンミンはユノに頷いた。
「─さっきのユノ…」硝子のコップを干して、「あんなふうなユノ、珍しい。だから僕、─痛くしなかったですか?」睨んで、立ち上がろうとして、ユノはチャンミンの胸にふらふらと、倒れこむ。
「興奮しないで。休まなきゃ…ね?」
茶の髪の毛に指を絡ませ、チャンミンが目を瞑ったユノの耳に口をつけて、囁く。
「ユノ。今夜はこの教会で寝みましょう」
