
Baby love
第24章 動き出す。
なんて気持ちの良い朝だろう。
空は青いし空気も澄んでいる。
苦手だったはずの早起きも、最近は苦にならない。
だって、寝てるのが勿体無いと思ってしまう程に毎日が幸せだ。
ああ、愛しい人がいるって良いもんだなぁ。
M「あれ、おはよ。早いね?」
リビングへ行くと、潤がキッチンから顔を覗かせる。
今日も抜群にイケメン。
M「まだ寝てたら良いのに・・・
今日仕事昼からだろ?」
そう言う潤だけど、俺が起きてきたのが嬉しいって隠しきれてないぞ?
ご機嫌でコーヒーを淹れてくれる潤に、俺もニヤニヤしてしまう。
S「幸せだ・・・」
M「なに言ってんの。笑」
週末婚を始めてから、大げさなんかじゃなく人生がバラ色だ。
いつ会えるか分からないというストレスがなくなったし、ケンカも減った。
お互いの心地良い距離感というものが分かってきた感じがする。
まさに順調なカップルそのもの。
S「大好きだよ、ハニー♡」
後ろからそっと抱きしめて耳元で囁くと、赤い顔で睨まれる。
M「・・・寝ボケてんの?
ジャマだから座っててよ!」
かーわーいーいー♡
あっち行けと手で振り払われて、素直にテーブルに戻った。
真っ赤な耳で朝食の準備をしてくれる潤を、またニヤニヤと眺める。
専業主婦になってくれたら良いのに・・・
毎日いってらっしゃいのキスをしてくれて、
仕事の合間にもラブラブメールいっぱいして、
お昼は愛妻弁当食べて、
帰ったらおかえりなさいって可愛い笑顔で出迎えてくれて・・・
S「・・・」
いやいやいや、嵐から松本潤が居なくなったら大変な事になるぞ。
何考えてんだ俺は。
M「何考えてんの翔くん。」
S「え?!」
M「すごいだらしない顔してたよ。」
呆れた顔で焼きたてのふわふわとしたオムレツを運んできた潤は、
真っ白な清潔感のあるシャツに紺色のシンプルなエプロンをつけている。
すげー爽やか。
まだスウェットのまま寝癖のついた頭でコーヒーを啜っている俺とは大違いだ。
