
Baby love
第23章 Wデート。
M side
リビングへ戻ると、カズがウンザリした顔でコーヒーを啜っている。
M「どうしたの。」
N「デレデレしながら鼻歌なんか歌っちゃってさ。
翔さんキモいんだけど。」
S「なんだとニノ!」
M「あははははっ!!」
SN「「・・・?」」
ほら、やっぱり。
翔くんもニヤけてると思った。
鼻歌までとは思わなかったけど。笑
俺たちって似てるのかな?
N「なによ、ご機嫌だね?」
M「ふふふっ、」
笑いが止まらない俺を不思議そうに見るカズと翔くん。
悪いけど、理由は言えないよ。
バカップルだって、からかわれるのはイヤだもん。
時間が無い!と慌てて浴室に向かったカズを見送って、翔くんの隣にそっと寄り添ってみる。
S「ん?」
M「早く夜にならないかなぁ・・・」
小さく呟いて、翔くんの手に触れる。
ふふふ。
真っ赤になって、ぎゅっと握り返してくる翔くんが可愛い。
好きだよ、
心の中で呟いたのに、翔くんが嬉しそうに微笑んでくれたから。
テレパシーだ、なんて
また柄にもない事を考えてニヤついてしまった。
