
Best name
第32章 最高の名前
『パパ・・・っ』
別れ際
アイルがお父さんを呼び止めた。
『どうした・・・?
まだ何かあるのかい?アイル…』
『パパ・・・、パパは…今・・・幸せ?』
『・・・・・』
『・・・パパは、幸せにしてる?』
『ふふ・・・娘が…幸せになると
幸せだと言っている時に
幸せじゃない父親なんていないよ。
幸せにね・・・アイル』
『・・・。パパっ・・・・・ありがとう…っ』
一緒に帰宅したアイルは
もはや朝とは別人と言っていいくらい
晴れやかだった。
アイルが・・・ひとつ
大きな試練を越えた
そう言える。
ちなみにこの日
アイルは数週間ぶりに
オレのベットに
一緒に入ってきてくれて(笑)
オレはアイルを・・・抱きしめて眠った。
悪夢に怯え
うなされるアイルではなく
幸せそうに・・・微笑むアイルを
抱きしめて。
『おやすみ・・・アイル』
『あっっ・・・!!?』
『…って💧・・・ナンだよ』
『わすれた・・・っ』
『何を・・・・・』
『パパのネクタイ・・・渡すの…』
『あ~ぁ💧』
『私・・・バカ…。~~。
結局こうなるの~?何年越の~……』
『クス・・・
ま、いいんじゃん?また次が…』
『~~…』
『それともロスに送るか?』
『…ううん。会って…渡したい
少し…しばらく先でも』
『だろ?…いいじゃねーか
また…必ず会うんだから
これからは、ずっと…』
『・・・。うん。…リョウキ?』
『ん~・・・』
『ありがとう…。
パ……父と母に…会ってくれて』
『~…』
『さっそく…苦労かけちゃったね。ごめん』
『さぁ、なんの事か♪』
『…ありがとう』
不器用な母性…不器用な父性
ほんの少しのすれ違いから
バラバラになった家族
ほんの少し
すれ違ったアイルの生家(いえ)
アイルの家族…。
それが、ほんの少しの偶然で
いつか元に戻る…
そんな日も、いつかは
来るのではないか…と
いつの日か…こないものか、と
オレは密かに願ってたりする…。
別れ際
アイルがお父さんを呼び止めた。
『どうした・・・?
まだ何かあるのかい?アイル…』
『パパ・・・、パパは…今・・・幸せ?』
『・・・・・』
『・・・パパは、幸せにしてる?』
『ふふ・・・娘が…幸せになると
幸せだと言っている時に
幸せじゃない父親なんていないよ。
幸せにね・・・アイル』
『・・・。パパっ・・・・・ありがとう…っ』
一緒に帰宅したアイルは
もはや朝とは別人と言っていいくらい
晴れやかだった。
アイルが・・・ひとつ
大きな試練を越えた
そう言える。
ちなみにこの日
アイルは数週間ぶりに
オレのベットに
一緒に入ってきてくれて(笑)
オレはアイルを・・・抱きしめて眠った。
悪夢に怯え
うなされるアイルではなく
幸せそうに・・・微笑むアイルを
抱きしめて。
『おやすみ・・・アイル』
『あっっ・・・!!?』
『…って💧・・・ナンだよ』
『わすれた・・・っ』
『何を・・・・・』
『パパのネクタイ・・・渡すの…』
『あ~ぁ💧』
『私・・・バカ…。~~。
結局こうなるの~?何年越の~……』
『クス・・・
ま、いいんじゃん?また次が…』
『~~…』
『それともロスに送るか?』
『…ううん。会って…渡したい
少し…しばらく先でも』
『だろ?…いいじゃねーか
また…必ず会うんだから
これからは、ずっと…』
『・・・。うん。…リョウキ?』
『ん~・・・』
『ありがとう…。
パ……父と母に…会ってくれて』
『~…』
『さっそく…苦労かけちゃったね。ごめん』
『さぁ、なんの事か♪』
『…ありがとう』
不器用な母性…不器用な父性
ほんの少しのすれ違いから
バラバラになった家族
ほんの少し
すれ違ったアイルの生家(いえ)
アイルの家族…。
それが、ほんの少しの偶然で
いつか元に戻る…
そんな日も、いつかは
来るのではないか…と
いつの日か…こないものか、と
オレは密かに願ってたりする…。
