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Best name

第32章 最高の名前

『・・・それなら

あ~、リョウキ・・・アイルを』




『えぇ・・・』




『え~、ケイタロウさん?

でも・・・どちらへ?』





『知人のやっている店があるんだ。

そこで良ければ・・・』





そこへタイミング良く

アイルが降りてきた。



少し目をこすりながら



『ごめんなさい・・・私。

あれ?・・・みんな…』




『お!アイル~♪

お前鼻がいいなぁ!?(笑)』



ソウタさんがアイルをからかう。




『え?・・・なんで』



『・・・。

今から・・・みんなで食事にいこう。

アイルも・・・支度しなさい』




まだ少し・・・カクカク(?)しながら

お父さんはアイルと言葉を交わす。





『あの……パパ、それじゃぁ・・・』



アイルが少し心配そうに

確かめるように父親に聞いた。





『ふふ・・・立派になったね、愛留』






『え?・・・』






『親に・・・似なくて良かったよ…』







『ぁの・・・パパ…?』







『〃親に似ず〃

良い人を選んだね

安心したよ・・・』







『パパ・・・・・』











け・・・けっこー・・・







シャレにならん

ギャグとばすのな・・・パパ?






(笑)?









…いや・・・〃素〃なのだろうけど。












そして照れくさいのか

すぐにアイルから目を反らしてる。





『タキガワくん…今日は車かな?』



『いえ、近いので』





『そうか…わかった』





そう言って

お父さんはどこかへ電話する。










・・・って







く・・・く・・・・・くるま・・・っ。








うっ・・・・・うんてん・・・しゅっ・・・。



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