テキストサイズ

Best name

第32章 最高の名前

本人の人柄は元より…元々、人懐こくて

ご近所の…商店街の人たちにも
可愛がられていたアイルは

そんな人の輪を大切にしつつ
それでいて

オレが思いがけない所でまで
こうしてオレを支えてくれていたのだった。






それにしてもこの一件は脱帽・・・






まったく…






なんてことだっ・・・!!!(笑)








オレ…スポーツ面の成績は上々なんだが


アイルにだけは



〃100戦100敗〃だ……。(笑)








『だから…つまり~…

一人より…二人いるんだし?
力あわせていけば…。

そう、心配ばかりじゃ…
ないんじゃないかな?…って意味』





そして言い切ったあとに
ハッとしてうつむき
耳まで真っ赤になるアイル(笑)




このへん・・・ちっとも変わらず。




だけど
アイルは、勢いあまって言ったわけでも



若さ故のパワー…

若気の至りでというワケでもなく






ちゃんと考えて…それに伴う

地道な努力をして

その答えを導き出してくれていた。






そして…オレとの

オレ達の未来を

アイルもアイルなりに考えてくれている…






そんな事が伝わってくる言葉

そして行動だったから…。






そんな力添えがあって


オレは現在(イマ)に至っているのだ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ