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第31章 君の手と僕の手

あっという間にアイルの家に着く



『それじゃリョーキ♪がん・・・』



『マ・・・・・マナさん~?』




間髪いれずに
オレは満面の笑みを向けてみるが・・・








『……あたし行かないわよ?(笑)』




スッパリ…。



『いや💧・・・そこをなんとか

~ここまで来たんですし~…💧』



マナさんが来てくれた方が

オレより確実に…はるかに

アイルも助かるハズだ




アイルのことも良く知っているし

アイルが安心できる相手であり

何より女性だ。



『来ようと思ったけど~
リョーキ行くってんだし
いーじゃない♪

何人も押し掛けたら
かえって良くないってぇ♪』



『マナさ~ん・・・』



『オダマリ!(笑)
与えられた試練よ!シ・レ・ン!!!』


『……💧』


マナさんがオレの下げている食材を指して
ニヤリと笑う。



『アイルはしっかり者なようで
まだまだコドモ♪

甘えん坊だからさ~❤

あ…なんか困ったら電話して?
すぐ出れるようにしとくから♪』



そして
そこはしっかりしてるっていうこの人


頭が上がらないぜ。




『それじゃ♪あたしは今から
オトナの時間だから~(笑)
アイの子守りはよろしくね~♪』



『・・・💧』


オトナのジカンって…(笑)

まぁ…この人も
トーゼン男くらいいるだろーしな


トホホ・・・自力で頑張るか。



『ぁ、マナさん?
ホントありがとうございます』


『イイってコト~♪…っと、忘れてた!
ハイ、コレ…〃武器〃!!!
二人で食べて~』


『へ?』


いや…武器……って


マナさんがいつの間にやら調達していた
ケーキ屋の箱を差し出す


『尻ひっぱたいてでも
ゴハンたべさせてねアイツ~(笑)』

『…💧』


『で、食べたらソレみせて
〃ごはんおかわりしたらコレあげる〃
っていってみて?(笑)
そこのケーキだけは絶対たべるから!』

『マジすか?💧』


・・・荒治療(笑)


『マジ!コレあたしの秘奥義だから♪効くよ』

『クス・・・それは万能な宝刀ですね(笑)』


『フフ…じゃ悪いけど
リョウキ、よろしくね
アイルに明日もムリするなって
伝えてもらえる?』


『はい。…マナさん
ありがとうございました』


『じゃ、またネ~♪』

『お気をつけて』

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