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第31章 君の手と僕の手

『リョーキ!!
こっちこっち~!お疲れ~♪』


『マナさん、すみません』


マナさんと
アイルの家の近所のスーパーに寄る



『それで?』

『へ?』



『メニューは?』

マナさんがダイレクトに聞いてくる



・・・・・ノープランです。



『何が…イイと思います?』

『……てかリョーキ、料理できるの?』



『……~、いや💧』

『(笑)』


マナさんはどうやらアイルの様子を
見に行こうとしていたらしかった


『アイどんなカンジ?熱下がった~?』


『少し…下がったみたいですけど
昨日はホント酷くて・・・
あまり食べれてないんで』



『ん~、そっかぁ…』


マナさんは
差ほど驚く様子もなく淡々としている


『梅のお粥とか
わりと好きだと思うけどな?

~…あ、でもまた
ちょっと貧血気味だよね?

なら具沢山の雑炊とかどうかな?』



『ナルホド…』


『ほうれん草とか多めに入れて~
生姜も入れるとサッパリして
食べやすくなるよ♪体もあたたまるから~』


マナさんが絶妙な提案
説明をしながら

アイルが疲れてる時に
よく食べてるものや

貧血気味の時に
好んで飲んでるものなんかを
教えてくれる


『あ、コレあの子よく
仕事中にも飲んでるよ~
鉄分とれて相性もイイみたい♪
たまに飲み過ぎて鼻血だしてるけど(笑)』

『……💧』



『アレで病院嫌いだからねアイル(笑)
体調管理はわりと頑張ってるんだけどね~
あ、コレなんかも喜ぶとおもうよ~?』


『……こゆこと、よくあります?』


マナさんの様子をみてると
〃よくあるコト〃と言うように
驚く様子もないから


『ん~…よく
ってほどではないと思うけどな

あ、ダシは~…コレ!
小分けで使いやすいし

量も間違えないから便利だよ♪
余らないから~』


『……』


マナさんに習いながら食材を選んでいく


ムダがなく、要領よく
なるべく簡単な作り方を教えながら
買い物を手伝ってくれるマナさん



『♪*@&#%~で
卵といていれたらOK!』

『……』



『ぷっ…、~って言われても
ってカンジか?(笑)』

『…スンマセン💧』



『会計してる間にレシピ
メールで送っといたから♪頑張ってみて~』


マジかよ・・・


『…あざっす!』



神対応~~・・・。

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