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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

バックをごそごそ…。




そしてアイルは振り向き戻ってくる。





『ふふっ・・・サインちょうだいっ』






じゃ~~ん!!・・・って?💧



言わんばかりに

オレに差し出してくるのは




先程の



自称:乙女会(くどい?)撮影の写真…。




オレとアイルのツーショット。






『……オイ💧アイル・・・』



『フフ♪帰りにプリントしてきたのっ。

ここサインして、サイン~・・・』






『んなモンしねーっての!💧』



『オトメさんたちにはしてたじゃない~…。

ファンは大切にしてよぉ~・・・』




『~あ~れ~~は・・・っ

しょーがねぇだろぉ💧・・・』





『フンだ・・・ケチ~…』







『お前には…もっと・・・いいモンやるよ』






『それなら・・・・・・もうもらった』






『?』




アイルが腕を振り上げてガッツポーズする。




試合後のオレを真似た……というように。








『リョウキの・・・

ほんとうに・・・・・笑った顔❤』






『・・・・・・』









だから・・・








お前・・・・・・






反則すぎ・・・・・。












『あの笑顔(カオ)が・・・

ずっと、みたかった・・・・・・。』









『…~~』







『~~っわ・・・!』





アイルをワシっと抱き寄せる。








完敗だ・・・。







アイルにだけは・・・・・完敗…。








かなわない。










そして思う…。










お前の・・・その笑顔は









アイルのこの笑顔は・・・・・オレが守りたい。







ずっと








ずっと・・・・・。






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