
Best name
第30章 それぞれの、生きる場所…
「おねーさんも先生?」
『ぇっ…?』
「うそだぁ~!
先生があんなヘタクソなわけないよぉ!」
子どもたちがアイルを呼び止めて
口々に騒ぎ出してしまった。
~~こうなると・・・やっかいだ。
『ゎ……私は・・・』
「あ~~!おねーさん?ハナヂ~~!!!」
『え"…』
「あははははは!」
「ハナヂだ!ハナヂ~~~!!!」
アイルは決してオレの方は見ない。
みようともしない。
助けを求めることはしない…
・・・できない状態だが
元より
子どもと接するのが
あまり得意ではないアイル
相手は・・・子どもだ
『べつに』
と言って去ることも出来ない
といった様子で困惑していた。
『コホン…~ホラ、みんな~~?!
大会近いんだぞー!?』
場を・・・しめなければ。
でもって、アイルも逃がさないと。
…って
『シュン!?
オイどこいくんだ~~?!』
シュンが走り出す。
…ベンチに
行ったかと思えば、すぐに戻り。
『……はい』
シュンはアイルにタオルを手渡していた。
『ぇ……でも…汚れちゃうよ』
『汚れるためにあるからいいよ。
おねーさん…早くあっち、いってなよ』
シュンがベンチを差してアイルに言う。
『ぅ……ぅん。ありがとう』
アイルがベンチで鼻を押さえてる。
逃がしそびれたが
まずは良しとするか。
『ぇっ…?』
「うそだぁ~!
先生があんなヘタクソなわけないよぉ!」
子どもたちがアイルを呼び止めて
口々に騒ぎ出してしまった。
~~こうなると・・・やっかいだ。
『ゎ……私は・・・』
「あ~~!おねーさん?ハナヂ~~!!!」
『え"…』
「あははははは!」
「ハナヂだ!ハナヂ~~~!!!」
アイルは決してオレの方は見ない。
みようともしない。
助けを求めることはしない…
・・・できない状態だが
元より
子どもと接するのが
あまり得意ではないアイル
相手は・・・子どもだ
『べつに』
と言って去ることも出来ない
といった様子で困惑していた。
『コホン…~ホラ、みんな~~?!
大会近いんだぞー!?』
場を・・・しめなければ。
でもって、アイルも逃がさないと。
…って
『シュン!?
オイどこいくんだ~~?!』
シュンが走り出す。
…ベンチに
行ったかと思えば、すぐに戻り。
『……はい』
シュンはアイルにタオルを手渡していた。
『ぇ……でも…汚れちゃうよ』
『汚れるためにあるからいいよ。
おねーさん…早くあっち、いってなよ』
シュンがベンチを差してアイルに言う。
『ぅ……ぅん。ありがとう』
アイルがベンチで鼻を押さえてる。
逃がしそびれたが
まずは良しとするか。
