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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

『チ…チヅルさんなら
ずっとプロの選手の旦那さんを見てきてるし
色々教えてもらえるかなって…』



それで…教室に見学に来てたり

してたのか…?



『でもね、やっぱりすごいんだよ!
ネットにも本にも書いてない事とか
沢山教えてくれたの!
…出来る妻ってかんじでね…
プロの選手を支えてきた奥さんは違うね』





『アイル…』



『~~もぉ……
かえしてったら…ソレ…私の~…』





『……アイル…ありがとな』



『~~いいったら

リョウキが・・・
気にするとイヤだから

バレたくなかったのにぃ』




恥ずかしそうにうつむくアイルに
ノートを返そうと閉じると…




バサササっ……






『?』



ノートの間から…





何だ?




……写真?






……って…











『~バレたくなかったってぇのは?
・・・コレのコトか、アイル~~?』




『えっ……あぁっ!……それはっ』



オイ……(汗)






『オイ💧; ……なんだこりゃぁよぉ?;』







オレの…現役の時の……学生の時の…






試合の写真……





しかも





結構ガチで




凝って撮ったようなヤツ。





単体……どアップ




……





……言ったら

メチャハズカシイ代物だ…。






『かかかっ…かえして…』





『こっちのセリフだ ;💧?!
~ナンで こんなモンもってやがる!?』


〃ハズカシすぎんぞ!?〃



『~~~チヅルさんに
アルバム見せてもらってて
…無理言ってゆずってもらったの』



『…なにやってんだよ ;💧
仲良く何してやがるかと思えばお前ら~…』



『んふふ…でもコレ
すっごいレアだってチヅルさんが
~リョウキのファンの子たちが
めちゃくちゃ苦労した
ベストショットなんだって♪
18…19歳…こっちがハタチ…ふふっ
すごいね?追っかけがいるって?』


『……昔のハナシだ… ;』


『ねぇ、これにサイン入れてよ』


『オレはゲーノー人じゃねぇ!💧;』


『~私はリョウキのファンだもん!
いいじゃない!』


『あのなぁ ;💧 …』


『んふふっ~返してっ』


『没収!』


『イヤっ!……私の…宝物♪』


『~ったく… 💧;』

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