無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

カイトの言葉にオレの眉がピクリと動いた


〃読まれてる…ってワケか
何を・・・言う気だ？〃


『…オレなぁ…なんやアンタの顔色伺って

ビクビクしてるように見えてならんねんなぁ

今のアイツ・・・さっきもそうや…』



ピクリ…

血管の浮き上がった感覚と…何か心を

痛いところを突かれた感覚がはしった



『ホンマのトコ
アンタとアイル…上手くいってるん？
アンタ…そう思てる？』


『……』

〃ダレの・・・せいで〃







『答えられへんのや？…ﾊｧ

～アイル・・・

イヤがってんちゃうの？』



どんどんと

オレの中で何かが増幅する

そして…焦り

コイツに・・・のまれたくない





『アイツの首
エライことにしよったなぁ？
なんや…毎日
不自然に隠してる～思てたけど…』



そして…オレの中で何かが…キレていく



『思春期のガキみたいなコトしよって…
そゆ〃シュミ〃なんか知らんけど？～ﾊﾊっ』




『ハッ・・・随分と

下世話な〃兄ちゃん〃だなぁ…？
素っ裸にして風呂にでも入れたのか？

・・・～ガキの頃みたいに？』




『アホ…。
おもんないギャグとばすなや

あんなひどいモン…
隠したかて気付くやろ…やり過ぎやで

ﾌﾌ…一瞬だけ…DVちゃうか疑ごうて
身体見よ～思うたけどな

あ…～〃ガキん頃のクセ〃で？？』




『っ……！？』

〃コイツ・・・一々〃



オレの表情にカイトはすぐに反応して
返してくる



『ハハハ！せぇへんて！
アイルにどつかれてまうわ第一！

ハァ～・・・アイツ
仕事もしてんねん…人前にも出る

あんなんしたら
少なからず影響あるやろ？

あの客の事もあったけど…
したことない遅刻したり

アイツ…ずっとおかしかってんで？
わかってるんやろ？！』


『……』

〃お前に…言われなくたって、オレは〃




『アンタ
頭ワルいやつには見えへん

エエか悪いか…
わからんワケないやんなぁ！？

彼氏やったら何してもエエんか？

なんでや…？！

立ち直れたって
幸せなんや・・・って

あんたに感謝して
あんたを１００％信じて

純粋に愛してるアイツを
何で傷つけるような事するんや！？

そのあんたが…なんでアイツから
〃らしさ〃を奪うような事するんや！？

・・・答えーや！！！』