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第26章 海を翔けて
一瞬・・・間があったのは気のせいか?
オレがカイトに酒を注ぐと
間にいたアイルが
手を伸ばした
『カイト・・・それ
あたしにちょうだい?』
『ん?』
『えっ?』
〃いや・・・アイルは…〃
なんてオレとカイト声をあげる前に
アイルが一気にグラスをあけた
…アイル?
『アイル~…お前
行儀ワルイやっちゃの~?
何してんねん!?』
『ほー?アイ…
お前飲めるようになったのかァ』
『アイル…?おい…』
向かいですでにつぶれてるマナさんと
向かい合わせるようにアイルが
テーブルに突っ伏した
『んふ…ちょっと気分…~ニガイ・・・』
みるみるうちにアイルの顔が
真っ赤になっていく
『~珍しいなァ…
アイがヤンチャかぁ?
ホラ…水、飲ませろ水~』
ソウタさんが水を渡してくれる
カイトがどこか気まずそうだ
『アイル?おい・・・アイル~』
そうこうしているとソウタさんが
マナさんを担いで席を立つ
『こっちの飲んだくれ送ってくる
お前ら、とりあえずここたのむな?』
ソウタさんが
顎をしゃくり上げてアイルを差した
アイルにひたすら水を飲ませるが
アイルは起きない
…寝てる・・・完全に
背中をゆっくりさする
『なぁ…リョウキあんた…』
『うん?』
『アイルのどこがえかったん?ホンマに…』
『ぷ…ここ・・・二次面接か?(笑)』
『あ、わかる?
ここにおるっちゅーことは
〃一次面接〃
パスしてるっちゅコトやろ?(笑)』
笑いを交えながらカイトと話をした
『臨床心理士?』
『まぁ、ペーペーっちゅーか…
アレやけどな
ダブってるし…まぁ、ビギナーや』
意外な職業だった
つまり…カイトは
カウンセラーってやつだ?
だけど
後の話ですごく納得した
『大学で…選考変えたんや
柄でもないけど
オレには…それしか…できんって…』
『え?』
『~…ぶっちゃけ、やけど
アンタ…どこまで知ってる?…
・・・コイツんこと…』
『・・・』
言いたいことは…おそらく
アイルの過去の話…
『ふ…知っとるんやな?…安心したわ』
『…あぁ』
…オレが、もし
知らなかったら…
どう収拾つける気だったんだコイツ?…
オレがカイトに酒を注ぐと
間にいたアイルが
手を伸ばした
『カイト・・・それ
あたしにちょうだい?』
『ん?』
『えっ?』
〃いや・・・アイルは…〃
なんてオレとカイト声をあげる前に
アイルが一気にグラスをあけた
…アイル?
『アイル~…お前
行儀ワルイやっちゃの~?
何してんねん!?』
『ほー?アイ…
お前飲めるようになったのかァ』
『アイル…?おい…』
向かいですでにつぶれてるマナさんと
向かい合わせるようにアイルが
テーブルに突っ伏した
『んふ…ちょっと気分…~ニガイ・・・』
みるみるうちにアイルの顔が
真っ赤になっていく
『~珍しいなァ…
アイがヤンチャかぁ?
ホラ…水、飲ませろ水~』
ソウタさんが水を渡してくれる
カイトがどこか気まずそうだ
『アイル?おい・・・アイル~』
そうこうしているとソウタさんが
マナさんを担いで席を立つ
『こっちの飲んだくれ送ってくる
お前ら、とりあえずここたのむな?』
ソウタさんが
顎をしゃくり上げてアイルを差した
アイルにひたすら水を飲ませるが
アイルは起きない
…寝てる・・・完全に
背中をゆっくりさする
『なぁ…リョウキあんた…』
『うん?』
『アイルのどこがえかったん?ホンマに…』
『ぷ…ここ・・・二次面接か?(笑)』
『あ、わかる?
ここにおるっちゅーことは
〃一次面接〃
パスしてるっちゅコトやろ?(笑)』
笑いを交えながらカイトと話をした
『臨床心理士?』
『まぁ、ペーペーっちゅーか…
アレやけどな
ダブってるし…まぁ、ビギナーや』
意外な職業だった
つまり…カイトは
カウンセラーってやつだ?
だけど
後の話ですごく納得した
『大学で…選考変えたんや
柄でもないけど
オレには…それしか…できんって…』
『え?』
『~…ぶっちゃけ、やけど
アンタ…どこまで知ってる?…
・・・コイツんこと…』
『・・・』
言いたいことは…おそらく
アイルの過去の話…
『ふ…知っとるんやな?…安心したわ』
『…あぁ』
…オレが、もし
知らなかったら…
どう収拾つける気だったんだコイツ?…
