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第26章 海を翔けて

『……なんか…リョーキが言うと…』

『ん~?♪』



『ちがうイミに聞こえる…』



『さぁなんのことだ?…勉強教えてやるよ

…ただし〃保健〃のオベンキョウな(笑)』



『…~~ほらぁ・・・やっぱり…~』



『(笑)』

アイルをソファに押し倒してキスをする

恥ずかしがる姿も相変わらずで可愛い

服の下に手を入れて胸を揉むと
ピクっとアイルがのけ反る…

表情がたまらない…

メガネ…やっぱジャマだ

外させてテーブルに置く



『ンッ…ねぇ…はずかしい。ここじゃ…』

『ここじゃ?(笑)ならムコウいくか』


アイルを抱き起こそうとする



ブー・・・ブー…



テーブルから音がした


チッ…誰だ?

空気読めねーヤツだな…


軽く舌打ちしてスマホを手にする


…オレじゃ・・・ない





アイルがハッとしたように体を起こして
テーブルに並んだ自分のスマホに手を伸ばした

『ぁっ…ちょ…っと』

『…』

ジャマすんな…

電源切ってやる


…と、アイルのスマホを取り上げるが…








『…出ろよ』



アイルにスマホを返す

ディスプレイにはソウタさんの名前



『も…もしもし、お疲れ様です

…はい・・・はい。~そう…ですけど…』


仕事の呼び出しか?

しばらく聞き耳を立てるが

イマイチ聞こえない


『…え?…はぁ…わかりました

はい…えっ?あっ…

ちょ・・・ソウタさんっ…』


電話が切れると少しアイルがため息をついて
オレをみた

アイルがすまなそうにするから
オレは逆に笑って聞いた


『仕事?…呼び出し?』

『う…ん…』


『いってこいよ。…気をつけてけよ?』


オレはアイルの乱れた服を軽く直してから
ポンと背中をたたく

『ごめんリョウキ…
今日って…これから時間あるかな?』

『うん?…』

『お客さんだって…私…に』


なにやら主旨がみえない話だ…?

お客?


『もし…都合が悪くなければ
リョウキも来てほしいってソウタさんが…』

『お客さん…?て…誰?』


『あたしも…わからない
教えてくれなかった』

『全く心当たりないのアイル?』


『うん…』

『~~まぁ、いいか。とりあえず行こう?
…スーツのがイイかな?念のため…』

『えっ!?…普通で…いいんじゃ…』

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