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第25章 焦燥と迷走

『ハァ・・・スッキリした』

一人…ハッとしていると
アイルが風呂から出てきた

オレの着てるのと真逆の
…白のバスローブ姿

乾きたての髪を
サラサラと揺らしながらオレの方に来る


『~ベッド広~い。ゆっくり眠れそうだね』

『…あぁ』



『~♪』

『…。』


なんか…ムラムラするぜ?

来たときより・・・うんと



アイルのバスローブ姿

ムダに…エロイし



いや…でもさすがに
今日のトコは…マズイよな
自重せよオレ


『ふふっ』

『何?』



『ううん。~こゆホテルでフツーに宿泊するとか
あたし達くらいかなぁなんて(笑)』

『・・・だろうな;』



この…女~(苦笑)

なんてタイミングで天然かます



振り切るようにしてベッドから立ち上がり
ドリンクストッカーから
ビールを出して軽くあおった

…ちっともまわらない

ほろ酔いできるくらいまで酒を足していき

のんびりしているアイルに近づく



『アイル・・・?』

『イヤ』



『……;💧』




粉砕…(泣)

名前呼んだだけだぞ?!ナゼわかる!?



…まぁ、わかるか(笑)



『今日はイヤ』

『…さいですか』



トホホ

でもアイルの声が軽やかだった

それだけは安心できて
少しアイルを見守る

珍しく?いや、初めて
少しイタズラなカオでオレを見る


『仕返し(笑)』


チロっと舌を出してオレに笑いかけた

初めてみせる

天然じゃない小悪魔アイル

チクショ~(笑)

自業自得か
むしろアイルが
そう切り返してくれてホッとする

『~…寝ないのか?』


『まだ10時すぎだよ
もう少し探険~♪リョウキ先に寝たら?』


『…オマエなぁ…~』


オレは残りの酒を
一気に流し込んで缶をあけた

アイルはオレに〃仕返し〃しつつ
ベッドの周りをうろちょろしてる

ベッドサイドの引き出しを
さりげにあけたりと…探険中なようだ


『!?って… ゎっっ…!』

『…?』

ガタゴトと引き出しを
慌ててしめようとするアイル

不意に開けた引き出しの中に
入ってるモノに驚いて
引っかかった引き出しが閉まらないようだ

…中にはもちろん
ここに必要な避妊具の数々…(笑)
あって当然のモノだが?

顔の赤くなったアイルをみてオレは…
少しばかり優位に立った気になる

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