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Best name

第24章 One Love

「コウスケ~!!!」

母親が顔を真っ赤にして
コウスケをつかまえる。




「にいちゃん あいる またな~!」






『おぅ!』

『またねコウスケ』




コウスケを抱えた母親が

オレとアイルに

深々と頭を下げて去っていった。






小さな手強いライバルからの

お許しが出て?

オレはアイルと手を繋いで帰る。






『ふふふ…面倒見いいよねリョウキって』


『~どっちが・・・』




『子ども好きだし
先生とかやったらいいのに』



『お前・・・罪な女だナァ…』




『???』





小さな恋心に

鈍感この上ない・・・アイルサン?






見せてやりたかったぜ?


純粋でまっすぐな

小さなライバルが

オレに必死にくらいついてきた姿。





『なんでもねぇ~♪

アイルを泣かすとせっかくおりた許可が

取り消しになるならな(笑)』





『…へんなリョウキ。いみわかんない』





『アイルのファンに
ぶっとばされねーように
アイルを幸せにしないとな♪』




『クス…。けどコウスケ・・・なんか
リョウキのファンになってたよね?(笑)』



『?・・・そうか???』





小さなライバルまでもが

見守ってくれる幸せを

約束を

必ず守っていく。

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