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Best name

第24章 One Love

『ア・・・イル』



オレはまたしても
呆気にとられてしまい・・・





『ピュ~♪・・・

ほぉ~・・・頼もしいモンだなっ!?』






『・・・・・ぁ』




〃つい〃・・・と、言うように

ハッとしたアイルが

真っ赤になって下を向いてしまった。






『しっかしリョーキぃ~!?

100人たぁ~・・・オマエよォ~』






ソウタさんが上手く

・・・ぶち壊してくれる(笑)







『ものの例えでしょ!?

いるわけないでしょーがっ;・・・!?』






『ホントにかぁ~?オマエのことだ…』








『いませんっての!!!

アタリマエでしょ・・・?!;』






『98人てトコかぁ?リョーキ♪』







『オ~イ・・・;』




『ハハハハハ~!!!』






アホな押し問答の横で

アイルが・・・モジモジっとする








『そ…れより

ソウタさんっ・・・。私・・・』




『ん~?』






『この間のこと…ごめんなさい

私・・・おかしなこと言って

困らせて・・・ごめんなさい』






『…あ~・・・そりゃ何の事だぁアイル?

オレも年かね?

最近物忘れ多いったらナイぜ・・・』





『ソウタさん・・・』



『お前の〃オカシナコト〃なんざ
しょっちゅう聞くことだろうよ?バカヤロ…

こちとら、んなモン慣れてるってモンだ
安心しとけ・・・?

これでも俺ぁ・・・
お前が18ん時から〃親〃やってんだ

つまんねぇ事・・・気にしてねぇで
~お前ら二人・・・

今度こそ仲良くやりな・・・
ずっと・・・仲良くナァ…?

たのむぞ~?ったく・・・人騒がせな~
俺ぁコレでもナァ・・・ブツブツ』







『グス・・・・・はい』




アイルが微笑んで返事をする





そう言いつつ
オレ達に背を向けたソウタさんが

くいっと一瞬
上を向いて

〃なにか〃を拭ったようだった・・・。






ソウタさんが

オレ達の復縁を

本当に喜んでくれている。




それが何よりもオレを

おそらくアイルをも

安心させてくれた。

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