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第22章 償い

『元はと言えば!
アンタのまいた種じゃないっ!!

身に覚えがあるから
こうして来たんでしょ!?

人を…ズタボロに傷つけといて!
自分は改心して

幸せにやってます~~だなんて
ムシがいーのよっ!!!

そんなの
許せるワケないじゃん!!

ぶち壊してやりたかったのよっ!

アンタもっ…
あの女の幸せもっ!!!…』






『レナ……』





『ふんっ…ハハハ…でもいいや、十分
カナリ笑えたからね…

あの子さぁ?やっぱ…お嬢?…天然?
それとも・・・ただのバカなの?』





『・・・』




『あ~、それか逆に
アンタに好都合だったの?

難アリな子なら
ヤリ捨てしてもいたくないって??

前科は元よりさぁ…
あの子~・・・例の高校の時に
オトコにマワされて

キズモノだって噂もあったよ?
アンタ知ってた?

~清純ぶって・・・
どこでナニしてんのかわからないタイプ?

…ズレるとこズレてんじゃん??
アンタそこが良かったワケ!?

アハハっ!
あるイミお似合いだねぇ!アハハっ!』






『オイ・・・』



〃そこらで・・・

いい加減にしとかねぇと・・・その口〃






『プルプル震えながらさぁ~

・・・挙げ句に何て言ったと思う?』





『……』




『〃元気な赤ちゃんを生んで
リョウキと幸せになって下さい〃

~だって・・・?

もぉ~笑い堪えるの必死だったわよ~!
アッハハハハハ~~!!!!』







〃アイル・・・。

アイル… … … アイル・・・っ〃








どんな想いで…



どんな気持ちでアイルが



そう言ったと・・・




それを




この女……
















バシャッ・・・・・!!!!!

















『っっ!?…ちょっと!!

なにすんのよっ!!!?』





オレの手が


掴んだグラスのワインを思い切り
レナの顔にぶちまけていた

反動で床にしゃがみこんだレナの頬を
片手で乱暴に掴み上げる





『…っっつ!!』














『・・・それ以上言ったら

〃この口〃・・・

二度ときけないようにしてやる』

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